Evernoteの Web版も台数制限に含まれる
という変更がされました。
2020年10月に実施。
あくまでも無料版 Evernoteのことですが、
例えばスマホ2つに合わせて
パソコンではブラウザで利用していた方は、
それができなくなります。
目次
情報ソース
「Evernote ベーシックへの変更について」メール
2020/10/22に受信した
「Evernote ベーシックへの変更について」
というメールは以下の内容になっています。
Evernote ベーシックへの変更について
サポート
あらゆる情報をこれまで以上に簡単にすっきり整理できるようにするため、Evernote は基盤から再設計されました。Evernote Web をご利用いただくと、高速化した検索機能と豊富になった書式設定に加え、かつては一部のプラットフォームでしか提供されていなかった以下のような機能がご利用可能になったことにお気づきいただけるかと思います。
•スタック
関連するノートブックをスタックにまとめて、お好きなカテゴリーで分類できます。
•リマインダー
忘れずに進捗を確認したりタスクに取り組んだりできるよう、ノートにリマインダーを設定できます。
•折りたためるサイドバー
使用していない時はサイドバーを折りたたんで作業スペースを広げられます。
•タグの強化
タグをネスト化できます。またタグによる検索やタグの名称変更も可能です。今後は、Evernote Web でも他のプラットフォームと同じように Evernote の機能をフルにご利用いただけます。これに伴い、10 月よりベーシックプランにおける利用端末数に Evernote Web もカウントされるようになります。
ご利用端末は、アカウント設定からいつでもご変更いただけます。端末数の制限に関する詳細は、よくある質問をご覧ください。
Evernote Web に加えて複数の端末で Evernote をご利用になりたい方向けに、ただいまプレミアムへのアップグレードを 25% 割引でご提供しております。
プレミアムプランでは、ご利用端末数が無制限になるだけでなく、オフラインでのノートの利用など高度な各種機能がご利用いただけます。割引キャンペーンをご利用いただくには、こちらからアップグレードしてください。キャンペーンは 10 月 31 日まで有効です。
日頃より Evernote をご利用くださり誠にありがとうございます。
今後とも何卒よろしくお願い申し上げます。
Evernote チーム一同
重要なのは、
Evernote Web もカウントされるようになります。
という一文。
すなわち無料で利用するEvernoteでは、
Evernoteの Web版も台数制限での1台に
含まれてしまう。
なお、有料プランである、
プレミアムとBusinessでは、
元から端末数の制限なし、
というルールですので、
今回の変更は関係ありません。
Evernoteの Web版
Evernoteの Web版(ウェブ版)とは、
アプリやソフトではなく、
ChromeなどのブラウザでEvernoteを使う方法。
つまりevernote.comへアクセスしてログインする。
スマホやタブレットであれば、
ほぼ100%近い方がアプリで利用する
わけですが、パソコンの場合は、
インストールするソフト(アプリ)と
ブラウザからのアクセスと
どちらでもそこまで変わらずに使えるわけです。
今回、このEvernote Web版も
基盤から再設計され
フルリニューアルされたという。
Evernote は基盤から再設計されました。
Evernote Web をご利用いただくと、
高速化した検索機能と豊富になった書式設定に加え、
かつては一部のプラットフォームでしか提供されていなかった以下のような機能がご利用可能になった今後は、Evernote Web でも他のプラットフォームと同じように Evernote の機能をフルにご利用いただけます。
ウェブ版では、あまりそのように感じませんし、
説明にあるような機能が見当たらないので不思議に
思っていましたが、どうやら現在は手動で変更する
必要があるようです。
<旧バージョン>Web版
左下のアカウントアイコンをクリック
ポップアップ表示
[新しいEvernote Web版に切り替える]をクリック
戻す場合は、
<新バージョン>Web版
左上のアカウントアイコンをクリック
ポップアップ表示
[Evernoteを以前のバージョンに切り替える]
明らかに違いますので、ぜひお試しください。
新バージョンは、
インストール型の新バージョンEvenrote for Windows
に似ているインターフェースです。
Evenrote for Windows・Mac はフルリニューアルのバージョンアップで改善
今回の無料版でEvernote Web版も台数制限に入れる
というルール変更と時期をほぼ同じくして、
正確には、その直前とも言えますが、
Evenrote for Windows・Mac
のフルリニューアルが実施されました。
大きなバージョンアップです。
基盤から設計を一新されたという。
実際に使ってみましたところ、
ユーザーインターフェースが
大きく変わっていますし、
機能もさらに増え、
以前よりも高速性がでました。
但し、新版をインストールしたところ、
快調なのは数日だけで、
クラッシュして起動すらできなくなりました。
現在は修正版がダウンロードできるとかで、
改めて再インストールしてみました。
今度は安定して使えそうです。
Evernote Web(ウェブ版)を好む理由
管理人はEvernoteをパソコンで使うとき、
本当はインストール版を使いたいのに、
ブラウザで使っていました。
Evenrote for Windowsをインストール
してあるのに、Web版で使うという方法。
Web版が台数制限に入っていなかったから
ということもありますが、
他にも理由があります。
旧バージョンの
Evenrote for Windowsのソフトは起動が遅い。
起動直後に同期するうえに
時間がかかるのですぐ使い始められない。
同期がおかしくなってノートの競合が発生する、
検索が全く機能していないので使えない、
こういった不満がありました。
Web版ですと、直接にクラウドへアクセス
するせいか、ログインと同時に使い始め、
同期不要なので競合もしません。
ログイン動作も一定期間は維持されていますので
パスワードの入力も不要。
何よりも普通に検索ができました。
知りたい情報やノートがすぐ見つかる。
逆にEvenrote for Windowsのソフトを
インストールしていた理由はたったひとつで、
それはマージ機能。
Webクリップなどをしたときに複数のノートに
なってしまったりして、それを連結して
1つのノートに合体できるのです。
複数のノートを1つにまとめる機能。
これがWeb版ではできなかった。
もしかすると新バージョンのWeb版も
他と同じフル機能になるということで、
マージできるようになるのかもしれませんが、
今の時点ではできない模様。
しかしEvenrote for Windowsのリニューアル版で、
起動直後の長い同期がなくなっていたこと、
検索が早く正確にできるように改善されていましたので、
Web版と同じように使えそうです。
起動も早くなっていますので、
Evenrote for Windows(インストール型)を
メインで使おうという見込みになっています。
しばらくしてまた不安定になるのは勘弁してほしいですが・・。
スマホとパソコンの2台で
使っていますので、まだ無料でいけるかな
と思っていたりします。
これだけヘビーユーザーなのに支払いをしない
ことはせこいでしょうか。
Evernote端末台数の確認方法
Evernoteで使っている端末を確認する方法
は次のようにします。
Evenrote Web版(ブラウザ)
<新バージョン>
左上のアカウントアイコンをクリック
ポップアップ表示
[設定]をクリック
Evenrote Web版(ブラウザ)
<旧バージョン>
左下のアカウントアイコンをクリック
ポップアップ表示
[設定]をクリック
Evenrote for Windows(インストール版)
<新バージョン>
上部メニューにある
[ツール]
[アカウント情報]をクリック
↓
自動的にブラウザが起動して
Evernoteの「アカウントの概要」
というページが開く。
左メニューから
[端末]をクリック
Evernote Web も含めて台数制限へ【改悪】まとめ
Evernoteの無料版も初期は
端末の台数制限がありませんでした。
それが台数制限2台までに
改悪されたのは、
2016年6月末のこと。
そのときはブラウザからアクセスする
Evernote Web版は台数制限に含まれていません。
例えばスマホとタブレットで使っていても、
パソコンはブラウザからアクセスすれば
台数制限に引っかからないで使えた。
下手するとWeb版ならパソコン何台でも
使える。
あれから4年4か月が経過して、
今度はWeb版も封じ込めることに改悪された。
無料版で台数制限2台になった
2016年のときは、それなりの騒ぎになった
ものの、今回の変更では、
それほどまでに話題に取り上げられていないよう
に思います。
それは4年以上が経って有料版で使っている方が
増えたこともあるのかもしれません。
ただ、2020年10月31日現在、
端末のページを確認すると、
Evernote for Windows がカウントされていても、
Web版はカウントされていません。
試しに同時に立ち上げても、警告もなく、
普通に両方使えます。
もしかすると明日の11月から
厳しく規制されるのかもしれません。
公式がアナウンスした割には、
実際の規制が開始されていないことで、
まだ騒ぎになっていないということも考えられます。
この件に気づいてるユーザーが少ない状態。
有料版の料金(Evernote プレミアム・Business)
有料版の料金は、
プレミアム¥600 / 月、
Business¥1,100 / ユーザ / 月
となっており、
端末数の制限なしについては、
プレミアムの1か月600円で
実現できます。
ちなみに無料版のプラン名は、
ベーシックとなっています。
素直に有料版に移行するか、
それともこれを機に
Evernoteから他のツールに
乗り換えるか。
このようなことをずっと
考えつづけて、文句を言いながらも、
毎日、1日も欠かさずEvernoteを
使い続けていることこそが、
Evernoteの本当の強さ、
あるいは恐ろしさ奥深さなのかな
という気がしなくもありません。
但し、注意したいのは、
4年前の改悪時に
有料版の値上げも実施されています。
これを考慮しますと、
今後の値上げはないとは考えにくい。
使えば使うほど、
自分のアーカイブが増えて、離れられなくなる。
そこで料金が上がっても支払いせざるを得ない。
有料版のユーザーは既にその中にいる
と言えるのかもしれません。
Evernoteユーザーで離れ?乗り換え先は?
Evernoteユーザーで離れが起きている
という噂もあり、4年前の台数制限こそが
その引き金だった可能性があります。
あるいはEvernote乗り換え先が充実してきた
ということもEvernoteユーザーで離れを
加速させた要因になっているでしょう。
Evernote乗り換え先の候補には、
Microsoft の Onenote が一番シンプル。
今さらながらでも、
Google Keep で代用するという方もいるとか。
Notion というのが有力なようで、
他にも、
Stock、Dropbox Paper
Scrapbox、Boostnote、
などいろいろあるようですので、
気になる方は調べてみてください。
後日追記 2020年11月23日)
新バージョンの Evernote for Windows (修正版)ですが、
起動をしても、しばらく立ち上がらないときがあり、
ノートを選択してもしばらく表示されないことがあります。
一瞬のタイムラグとかではなく、数秒から10秒遅れ、
ひどいと数分単位で遅れます。
あるいは、
現在エラーが発生しております。ページを再読み込みしてください、
といった白背景の警告画面になり、
案内通り再読み込みするものの変化なし、
つまり全く使えない状態にもなりました。
すなわち動作が重く不安定。
最悪のときは起動しても真っ白画面で
ノートを閲覧することすらできない。
こうなると大抵、しばらくして、
新しいバージョンがありますダウンロードしてください、
といったポップアップ表示が出るようになります。
開発側がソフトを改善しているのはよいことですが、
こんなトラブルのたびに
毎回インストールし直すのならどうしようもありません。
ただ、こういった状況でも、
ブラウザのWeb版のほうは使うことはできています。
Twitterでは、リニューアル後のEvernoteが不安定だ
という意見がいくつもあがっていました。
有料版をお使いの方でも今後は使うのを止めるかもしれない、
という発言も見受けられました。
個人的にも本気でEvernoteから離脱すべきではないか?
と思うようになりました。
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