Evernoteを長年使用した末にOneNoteへ完全移行を図った
ものの失敗となりました。
出戻りとしてEvernoteを再使用開始しています。
この件について備忘録と参考に感想等まとめ。
(※個人的な見解になります、2016年秋時点の意見)
目次
Evernote
Evernoteを2011年2月から使用してきました。
<使用開始日の確認方法>
Web版Evernoteログインし、左下のアイコンをクリック
(ポップアップ)
[設定]
(Webページに飛ぶ)
─[アカウント]
─[アカウントの概要]の登録日に記載があります。
パソコン版ソフト から
[ヘルプ]
[アカウントページに移動]
(Webページに飛ぶ)
期間としては5年5か月くらいでしょうか。
様々な端末、パソコン、タブレット、スマホで使いまくり、
休日を除けばEvernoteを起動しなかった日はありません。
そして先般の改悪によってEvernoteからの脱却を決めました。
以前の記事) 2016/07/01
Evernoteが改悪?同期端末2台制限、有料プラン値上げ
その代替のツールとしてOneNoteへ完全移行することに。
Evernote再開のきっかけは無料プレミアム
「ご利用の Evernote アカウントへの重要な変更について」
というメールがEvernoteから届きました。
内容を読むと端末は2台まで制限だが、プレミアムにすると
この制限が撤廃されますという、もうわかってますという内容。
しかし現在のベーシックプランから、今日から1か月間だけ
プレミアムを無料プレゼントしてくれるとのことで、これの理由は、
端末2台制限への登録の変更などをスムーズに進めるためだという。
<端末2台制限への設定方法>
[設定]
─[アカウント]
─[端末]
「アクセスを取り消す」で3台目以上を削除して2台に絞る
現在、自動的に無料でプレミアムになっています、1か月間のみ。
Evernotenの各ノートを遡ってみますと、
2016年7月頭まで多くのノートが連なり、
作成日の最後は7/4、更新日の最後は7/19、
そこから完全に途切れてノートが存在しません。
その後10/23から突如再開して大量のノートが続く。
まさにEvernoteからメールが届いた日、
限定プレミアムプランになった日。
まんまとEvernoteの罠にハマったのか・・・?
(-_-;)
OneNote
OneNoteについては、過去に少しづつ使っていましたが、
触る程度であくまで試用といった感じでした。
本格利用はEvernote脱却時点ですから今年2016年7月上旬から。
本気でOnenoteに完全移行する決意でしたから、
Evernoteアプリアイコンやパソコンのショートカットは見えないところ、
ほぼ押さない位置へ移動。
Web版も含めて、どうしても必要な過去の文章ログをOnenoteへ
コピーすること以外ではEvernoteを起動すらしませんでした。
やがて完全にOnenoteな人になった。(*^-^*)
今までEvernoteでやってきた文章書き、記録、Webキャプチャなどを
全てOnenoteでやるようになったのですから。
もちろんWindowsデスクトップでWeb版、タブレットパソコンでアプリ版、
スマホではAndroidアプリをインストールして縦横無尽に徹底利用。
FireタブレットにもAmazonアプリ版をインストール。
OneNoteのよい点、メリット
- ランダムな位置に入力できる
- 手書き入力との相性がよい
- マインドマップ的なまとめ向き
- OneDriveとの連携で相性がよい
- Office onlineのファイルと同様に扱える
- ノートブックごとに分かれて複数作成できる
- マイクロソフトという安心感
OneNoteの悪い点、デメリット
- 書き出す位置が落ち着かない、気持ち悪い
- 同期遅い、やや重い
- 右クリックから「切り取り、コピー、貼り付け」はあるが
機能しない。(OneNote Online)
→キーボードショートカットでの操作を強制案内される
- 「全て選択」がない(ctrl+Aが使えない)
そのうえドラッグでの選択が操作しにくいもはや苦行
(特にOneNote Online) - タブレットアプリ版の花びら型ツールもやや操作難
- 段落を変えると半角スペース分だけ変にずれる
- 行間が2行づつ空いてしまう(他アプリ比)
- ページが上から古い順だけで新しい順にできない
(ページ=Evernoteでのノートにあたる) - 手動で並べ替えできるがルールで一律変更の機能なし
- ページ(=ノート)を検索して探せるが精度低い
- アプリ版の動作や出来があまりよくない印象
Evernoteのよい点、メリット
- テキスト入力アプリとしてシンプル
- 「Onenoteの悪い点」の逆のことが普通にできる
- ソフトやアプリの改良進化が進んでいる
Evernoteの悪い点、デメリット
- 有料への誘導が繰り返しウザい
- 今後の運営に不安がある
Evernoteから比較したOnenoteの問題点
Onenoteを使い込こんでみてわかったことは、
クラウド同期した複数端末でのメモ・ノートという、
Evernoteとの競合ソフトとイメージさせておいて、
実際の体感的な完成度は低いものでした。
使い方としては同じなのですが、それを言ったら
Google DriveやDropboxなど他社のクラウドサービスも
同期する複数端末の点では同じですね。
肝心なのはノート書きなのであって、これが微妙。
まず書きだす位置が自由ということの裏腹に
絶対的な左上隅ではない、まずこれに面食らう。
テキスト書きの人には気持ち悪く感じてしまう。
仕方ありません、左上隅あたりからクリックして
枠を作るとして、慣れていくしかない。
そして同期が遅い。
入力した他の端末で新規入力や変更内容が反映するのに
1分とか10分とか待つことになります。
これが判明するまで、あれ?入力したはずなんだけど・・・
という状況が続く。
入力したテキストはキーボードショートカットでのコピペ、
もしくはタブレットのアプリ版ですと花びら型のツールでコピペ
なのですが、その前に文章の範囲選択の動きが悪い。
おまけに「全て選択」という機能自体がない。
右クリックでコピペできない。あらゆるソフトでできる操作が、
なぜOS開発元でもあるマイクロソフト社のソフトでできないのか不思議。
普通に不便。
メモ帳に書いた文章をOneNoteにコピペしたり、
OneNoteに入力したテキストを他のソフトやWebへコピーすると、
段落の行間が2行分づつ空いたり、改行から戻すと半角スペース空いてる。
そんな微妙なズレが気持ち悪いし、作業上困ることがある。
あとは作った「ページ」が大量に並ぶわけですが、これは
Evernoteでの「ノート」にあたりますので入力する1枚分です。
それが強制的に上から古い順番のみに並んでいく。
つまり永遠に最初に書いたページが一番上にあるまま。
これが最大の致命的な問題かもしれません。
一番新しいページが見えない下のほうになってしまって、
起動するたびに最下部へスクロールして探しにいくなんて・・・。
手動で「ページ」位置の入れ替えはできますが、
いちいちそんなことしてられますか?
おまけにページを探す検索機能が精度低めで当てにならない。
マイクロソフトのヘルプによれば、一定のルールに従って
ページの順列を一斉に全替えする機能は実装していないという。
まとめ【EvernoteとOneNote】
EvernoteとOneNoteでどちらを使うべきなのか?
上記の比較を見ておわかりかと思いますが、およそ、
EvernoteとOnenoteに関して、
メリット=デメリットであり、デメリット=メリットなのです。
Evernoteは、ちょうどメモ帳が連なったというソフト・アプリ
として目的に対して単純明快。
ひたすらテキスト入力していくという人に適している。
そしてその大量のノートも整理できる。
その点ではGoogle Keepよりもまだまだ上。
Onenoteはクラウド同期する機能は同じでも用途のイメージが違う
のかもしれません、マイクロソフト的には・・・。
ブログやレポート、作文、本の作家さんなど、物書きするライター
が使うなら総合評価ではEvernoteが圧倒的に優位かなと。
日記や日誌をつける目的の人も文章ならEvernote。
写真や手書きの絵なども頻繁に入れる日記ならOneNoteがよいの
かもしれませんが。
今後の管理人は、割合9:1で圧倒的にEvernoteになりそうなのですが、
結論は併用。
EvernoteとOneNoteの両方を利用することにしました。
決めたというよりも自然にこの流れになっている状況。
Evernoteに戻ったものの、この3か月余りでOnenoteの体に
なってしまったので、(^_^;)
使い方も把握しているし慣れたというのか、よさもわかる。
たった3か月でもいろいろなノートを作成しましたし、
OneDriveとの連携もスムーズでOffice online系のWordやExcelと
同等に起動して扱えるのも便利。
OneNoteの活用方法としては、ミーティングの内容を議事録的に
まとめておくとか、旅行の記録を残すとか、自分の考えを巡らす
マインドマップとかにはいいでしょう、まとめを作るんです。
画面上の好きな位置に写真やテキストを入力できるし、
手書き入力も好きな位置に入れられる。
ミーティングでは名刺、ペンで書いたメモ紙、ホワイトボード
の写真をスキャンして貼りつけ。
旅行の予定や帰った後の記録もWeb画面や資料をキャプチャ、
現地での写真やパンプレットなどもスキャンすればノート内の
ランダムな位置に貼り付けられますよね。
でも一番役に立ったのはEvernoteメンテナンス時でした。(^_^;)
意外な盲点、Web版だと入力すらできないので。
Onenoteに入力して事なきを得ました。後にEvernoteへコピペするだけ。
現時点でEvernoteのみ使っていてOneNote未体験の人に併用は
必ずしもおすすめしません。
しかし以前に少しでもOnenoteを使ったことある人や、
試用してみていい印象を受けたなら、併用もご提案させていただきます。
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