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Evernoteが改悪?同期端末2台制限、有料プラン値上げ

Evernoteの無料で使えるEvernote ベーシックでは、今後、
利用可能な同期できる端末を2台までに制限するという。

この変更を備忘録と参考にまとめ。

※以下、この記事は2016年7月の内容です。

Evernote ベーシックへの変更について

「Evernote ベーシックへの変更について」という
メールをEvernoteから受信しました。

Evernoteメール、ベーシックの仕様変更について

(メールを転載)

Evernote は、ユーザの生産性を最大限高めるためのお手伝いをする
ことだけではなく、弊社のビジネスを可能な限り透明に運営していく
ことをお約束します。本日は、無料版の Evernote ベーシックに
関する、重要な仕様変更についてご連絡差し上げました。

今後、Evernote ベーシックで利用可能な端末の数を 2 台までに変更
させていただくことになりました。例えばパソコン 1 台とスマートフォン
1 台、パソコン 2 台、あるいはスマートフォン 1 台とタブレット
1 台といった具合です。お客様は現在、2 台よりも多い端末で Evernote
をお使いいただいております。この仕様変更には 30 日の移行期間を
設けさせていただきますので、お手数をおかけいたしますが、
ご利用端末数の調整をお願いいたします。なお、Evernote プラスまたは
Evernote プレミアムの場合、引き続き端末数の上限なく
ご利用いただくことができますのでご検討ください。

近日中に、お客様のアカウントへの具体的な変更内容とその他のオプション
について弊社よりご連絡を差し上げます。
このたびの変更の理由につきましては、こちらのブログ記事をご覧ください。

その変更の理由を述べたというブログとは、
こちらの公式ブログの記事
Evernote の価格プランの改定について
2016/6/29 by Evernote Japan

Evernote ベーシック

EvernoteベーシックというのはEvernoteの無料で使えるプラン。
え?Evernoteって無料でしょ?という声が聞こえてきそうですが、
確かに無料で使えるのですが、上位には有料プランがあるのです。

それを知らずに使っているなら、あなたはEvernoteベーシック。

この無料版について今後、Evernoteを利用できる端末つまりクラウドで
同期して閲覧や入力する端末(パソコン、スマートフォン、タブレット)を
2台までに限定するというのが今回の連絡内容。

例えば自宅のパソコンで入力した内容を移動中にスマホで見るなら、
これで2台なので、職場のパソコンでは使えない見れない。
これまで複数台のパソコン、スマホ、タブレット端末でEvernoteを使ってきた人
にとっては不便を強いられることになる。

上位プラン、EvernoteプラスやEvernoteプレミアムであれば、
台数の上限なく使っていけるという。

Evernote2台までに改悪でネット上は大騒ぎ?

それは不便になるなぁ、と感じつつ、この件について
何気なくネット検索してみますとかなり話題になっていました。

検索すると多くのブロガーが記事にしており、Twitterなど
ネット上での意見の総意としては、今回の変更が改悪であると
みなさん残念がり嘆いている模様。

ところで、有料プランのほうは値上げするのですね。

今後のEvernoteプランの内容

  • Evernote ベーシック
    無料(同期端末数は2台まで)
    有料版機能であったパスコードロック(モバイル端末)
  • Evernote プラス
    月額 360円または年額 3,100円(28% お得)
    月間アップロード容量1GB
  • Evernote プレミアム
    月額 600円または年額 5,200円(28% お得)
    月間アップロード容量10GB

有料プランでは同期する端末の数に上限はありませんが、
これまで各プランの価格はプラスが年2000円(月240円)、
プレミアムが年4000円(月450円)だったというので
このタイミングで1000円近い値上げとなっています。

価格改定は 2016年8月15日以降、次回の更新日から。

(2015年8月、プレミアムの月アップロード容量を
無制限から10GBに変更している。)

利用端末数の調整

無料のEvernote ベーシックでは30日の移行期間という
猶予があり、それまでに端末を2台に限定すべく指定するか、
有料プランに申し込みする必要があります。

利用端末数の確認および指定方法は、

パソコンEvernoteソフトから
[ヘルプ]
[アカウントページに移動]
(もしくはWeb版でログインする)
[端末](左側のメニュー)
指定から除く使わないつもりの端末について
「アクセスを取り消す」(右端)をクリックする
残ったものが使える端末、最大で2台まで

Evernote同期端末の台数制限を設定する画面

回避方法と解決策は?

今後の解決策は何が考えられるでしょうか。

Evernote Web(ブラウザ版)だと端末数にカウントされません。
ですからパソコンならブラウザからログインして利用すればよい。
Chromebookなんかもそうです。

スマホのアプリに関してはサードパーティ製アプリ、
つまり公式以外のアプリなら使えるという噂あり。

それともEvernote自体を止めて、他のノート型クラウドサービス
に移行するなら、OneNote、Google Keep、iOSのメモ+iCloud、
といった声が挙がっています。

特にOneNoteはマイクロソフト製ですし、それに加えて
「OneNote Importer」というEvernoteのデータを全て
エクスポートしてOneNoteへ移行できるというマイクロソフト
からの公式ツールまで公開されています。

データごと丸っと移行するならOneNoteでしょうか。

まとめ Evernoteが改悪?

管理人は以前、携帯電話docomoだった頃、Evernoteプレミアム
が1年間無料という優待キャンペーンで有料プランを体験しましたが、
そこまで魅力的に感じることもなく、その後はEvernoteベーシック、
無料プランのままで愛用中。
ディスクトップパソコン、ノートパソコン、スマホ、タブレット、
これまでの履歴で13台登録されていたようで、11台削除せよと
表示されています。2台までの制限は厳しいですね。

この変更が改悪かと言えば、改悪でしょう。
特に同期できる端末を制限するのは致命的。なぜならあらゆる端末間
で入力、閲覧、編集できる利便性こそがクラウドのメリットであり、
このシステムの根幹と言ってもよい。
それを制限するとなればEvernoteそのものの否定につながりかねない。
2台ですと常に携帯するスマホにアプリを入れたら、あと1台。

しかしEvernoteも事業でやっているわけで、開発から運営とコストが
かかっています。
どちらが悪いのかと言えば、お金をかけて作っている運営側に対して、
無料でこのシステムを使い続けている僕らのほうが正しくない。

その話は一旦置いておくとしまして、Evernoteについてブログに
書こうとずっと思っていました。
ここ数か月だったかこの半年だったか?、バージョンアップの
スピードが速かった。デザインや画面構成、メニューの位置など
どんどん変わりました。
機能的な進化も確実にしているのですが、それより、
有料プランへ変更するボタンがいたるところに出現してくる。
さらに有料プランへの案内を促すポップアップ表示やメールなどが
目立つようになった、とても気になるくらい、というよりウザい。
これは何かあるなあと感じてました、運営が傾いて追い込まれてるのかな?とか。

「OneNote Importer」の存在も察知してましたので、
少しづつOneNoteも使うようになったりしています。
しかし圧倒的にEvernoteを多用してしまう現実。使わない日は無い。

有料プランに移行してお金を支払うのは当然としても、
本当にEvernoteでよいのだろうか?という疑問も残ります。

将来的な存続とデータのセキュリティの面でどうなのと。
現時点でEvernoteに問題はありませんが、
どうしても超大企業のGoogle、Microsoft、Apple、Amazon
あたりに委ねたい気持ちになってしまう。

冷静に考えてみますと、既に膨大なデータをEvernoteに
預けていまして、業務上の極秘事項や個人情報や
知られてはいけない秘密?など、ヤバいと言えばヤバイ。

しかもこのデータは退会しても、一時退会のような扱いで
クラウドからは消去されないのだそうですね?
これもいいような悪いような怖いような。
(別途申請すれば消去してくれるようですが)

Evernote止めなくていいのかな?と毎日思いつつ、
朝から晩まで毎日Evernoteにアクセスし入力し続けていましたが、
変えるなら今でしょうか。

OneNoteにデータ移行したところで、既存の極秘データが
今度はマイクロソフトにもコピーされるという状態であり、
そもそもあらゆる情報やデータをクラウドに上げてることが
よくないのかも、と考え直すべきなのか。

猶予期間は30日。

なお、翌日に追加でメールがあり、
「Evernoteプレミアム1年分を半額で入手」という優待になっています。
これは改悪でクレームが殺到したか、思ったより有料版への移行申し込みが
少ないからの対応と考えられなくもありませんがどうでしょう。

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