【改悪】Amazon Musicシャッフル再生へ。1億曲に増えたが意味ない？

Amazonの音楽サービス「Amazon Music」で、
プライム会員向け「Amazon Music Prime」が
2022年11月から仕様が変わりました。

シャッフル再生が強制になる
という使い方へ変更。

これは改悪か、改善か、まとめ。

※新しい記事があります。
Amazon Music Prime【改善】曲を選んで再生が復活（2023年10月）強制シャッフル再生も続く

「Amazon Music Unlimited」（30日間無料）

「Amazon Music Unlimited」

情報ソース
Amazonからの案内メール「【お知らせ】Amazon Music Primeがリニューアル」
変更内容まとめ
今回の変更についての口コミ
アップデートしない旧アプリで指定再生可能
体験談と感想

情報ソース

「Amazon Music、プライム会員は1億曲聴き放題に–200万曲から拡充、シャッフル再生限定」
（Yahoo!ニュース　11/1(火) 22:30配信）

「Amazon Music、プライム会員は1億曲聴き放題に–200万曲から拡充、シャッフル再生限定」
（CNET Japan 2022年11月01日）

「「聞きたい曲が選べない」　Amazon Music Primeの新仕様で動揺広がる　変更の理由は？」
（ITmedia NEWS 2022年11月02日）

「Amazon Music、200万曲→1億曲大幅拡充も「改悪」指摘やまず　海外メディア「実質的に冒涜」…過去にはSpotifyで騒動」
（J-CASTニュース 2022年11月02日）

「Amazon Music、“購入済みの楽曲シャッフル”は不具合」
（AV Watch 2022年11月3日）

※「Amazon Music Unlimited」はこちら

Amazonからの案内メール「【お知らせ】Amazon Music Primeがリニューアル」

Amazonから、この件についての
案内メール
「【お知らせ】Amazon Music Primeがリニューアル」
を受信しています。

いつもAmazon.co.jpをご利用いただきありがとうございます。

この度、Amazonプライム会員特典のAmazon Music Primeがリニューアルしました。以下に主なポイントをご案内いたします。新しくなったAmazon Music Primeをぜひお楽しみください。

・広告なしのシャッフル再生でお楽しみいただける楽曲数が200万曲から1億曲に大幅拡大。
・独占配信番組、新番組の追加など、ポッドキャストもますます充実。
・さらに、人気の楽曲なども収録した、自由に曲を選んで再生できる厳選プレイリストも。
・もちろん、追加料金なしでお楽しみいただけます。

変更内容まとめ

2022年11月のプライム会員向け
「Amazon Music Prime」変更内容は、
以下の通り。

・プライム会員向け「Amazon Music Prime」
・約200万曲→約1億曲へ拡充
・シャッフル再生限定
・2022年11月から

約1億曲という曲数は、
有料版の「Amazon Music Unlimited」
と同じとのこと。

聞ける曲数が増えて嬉しいと思いきや、
指定した曲を聞けなくなります。
シャッフル再生のみです。
何の曲がかかるかわかりません。

ニュース記事にはありませんが、
利用者の口コミやAmazonのメールから、
以下のこともわかっています。

・曲のスキップはできる
・スキップに回数制限あり
・曲を選んで再生できる厳選プレイリストあり

シャッフル再生ですと、
気に入らない曲や嫌な曲も
流れてきそうですが、
スキップはできるようです。

但し、何回かスキップすると、
それ以上はスキップできなくなる模様。

そしてスキップすると
その関連曲しか流れなくなる
という声も。

なお、Amazonが用意した
「厳選プレイリスト」では、
曲を選んで再生できるようですが、
このプレイリスト自体は
自分で選んだり設定できない。

今回の変更についての口コミ

今回の「Amazon Music Prime」変更について、
変更後の口コミをご紹介します。

・毎朝曲をセットしているのに今朝から違う曲が流れた
・Alexaにリクエストしたらいつもと違う曲が流れた
・Alexaがシャッフルがどうとか言ってた
・プレイリストを再生したら違う曲が流れだした
・ダウンロードしておいた曲を再生したのに違う曲が再生
・200万曲でも全部聞けないわけで十分な量だった
・1億曲も必要ない
・聞きたい曲が聞けないなら1億曲の意味ない
・聞きたい時にその曲が聞けないなら意味ない
・選べない1億曲は無駄
・聞きたくない曲の通信料がかかるのは困る
・同じアルバムだけヘビロテするには相性悪い
・知らんアーティストの音楽とか聞きたくない
・アマチュアの歌ってみた系の曲とかキツい
・この変更は改悪なのでは？
・偏ったジャンルばかりシャッフル再生されたら嫌だ
・スポンサーとかの意向でシャッフル曲が決まってたら怖い
・Alexaを持つ意味なくなった
・これならSpotifyを使ったほうがいい
・FMラジオ聴いてた方がまだいい
・お店のBGMとかならいいんだろう
・200万曲が1億曲に増えたならうれしい
・「Amazon Music Unlimited」止めるつもりが止められなくなった

アップデートしない旧アプリで指定再生可能

口コミにもあったのですが、
今回の変更は、
アプリのアップデート後に
有効になるようです。

よって、旧版のアプリのまま
更新しなければ、
これまで通り使えます。

管理人の「Amazon Music」アプリで、
アプリをアップデートしませんか？
のようなポップアップがでましたが、
そのままにしておいたところ、
以前と同じで変化なく使えてます。
11月4日の時点です。

特にFireタブレットでは、
まだ旧システムのままの気がします。
発売されたばかりの
Fire HD 8 Plus（2022）でも
古い「Amazon music」アプリのまま。

ただ、今後はアプリの更新が
半ば強引に進んでいくのでしょうから、
そうなるとこの新しい仕様に変わって、
強制シャッフル再生になってしまうはず。

強者は、どこかで旧バージョンの
アプリをダウンロードしてきて、
使っているようですが、
これもやがて対策されて
使えなくなるような気がします。

体験談と感想

実際の利用者として、
個人的な体験談と感想を述べます。

ちなみに管理人はプライム会員ですが、
有料版の「Amazon Music Unlimited」は
契約していません。
「Amazon Music Prime」は
BGM的に多用しています。

あとは、音楽サブスクに関しては、
以前の「Google Play Music」
から引き継いで、有料版の
「YouTube Music Premium」を
契約しています。

「Spotify」は、いつの間にか
使わなくなりました。

まず、「Amazon Music」アプリを
起動すると、
有料版「Amazon Music Unlimited」
へのアップグレードの案内がウザい、
という口コミがあったのですが、
実際、そうです。
ほぼ毎回、欠かさず出てきます。
しかも全画面いっぱいに。
慣れましたが。

まだ数日ですが、
「Amazon Music Prime」の仕様変更後に
使ってみてわかったことをまとめます。

「Amazon Music Prime」

わかったこと

曲数
・ほぼ全ての曲が聞けるようになった

プレイリスト
・登録済みプレイリスト
残っているがシャッフル再生
・登録済みアルバム
残っているがシャッフル再生
・ダウンロード済みの曲は
残っているが再生できない。

再生
・シャッフル再生（強制）
・主にアルバム内・プレイリスト内
・完全に違うアーチストへ飛ぶこともある
・似ている曲やジャンルから自動選定

操作
・ダウンロード・オフライン再生不可
・前の曲に戻る、できない
・再生位置の移動や変更できない
・次の曲へ進む（スキップ）は、
できるが回数制限あり

厳選プレイリスト
・「厳選プレイリスト」に入っているものは、
指定した曲を再生できる
・再生に関する全機能が従来通り使える。
・ダウンロード可能でオフライン再生できる。
・但し、Amazonが自動的に選定するので
自分では曲やプレイリストを決められない

口コミで、
「曲順を考えてるアーチストや
制作サイドへの冒涜」などとありましたが、
同意します。

しかし、よい面もありました。
これまでは聞いてみたいものを
検索したときに、
「Amazon Music Unlimited」
でなければ再生できない
という曲やアルバムが多数あった
と思います。
それらがほぼ全て聞けるようになっています。
200万曲から1億曲に増えたからですね。
これは大きな改善であり、
利用者にはメリット。

しかし、これが強制的に
シャッフル再生なんですね・・・。
再生ボタンを押したときに、
違う曲が流れたら意味がない。

なお、これまでに自分で作った
プレイリストや
登録したアルバムは
そのまま残っていました。
再生できますが、
シャッフル再生。

ダウンロード済みの曲は
再生できなくなっています。

操作面では、再生位置の移動や、
曲を戻るができないので、
音楽が流れてるままに進むしかありません。
しかも次の曲へのスキップは
できるものの、制限回数を越えると
スキップすらできなくなる。

結局、「Amazon Music Prime」の
サービス拡充という建前になってますが、
Amazonとしては、
有料版「Amazon Music Unlimited」
への契約を増やしたいというのが
本音なのでしょう。

その証拠が、先程に挙げた
しつこいまでの有料版への勧誘表示。

今回聞ける楽曲が200万曲から1億曲へ増えて
サービス拡充ということになってますが、
それは逆なのかもしれません。

強制シャッフル再生で
使い勝手を悪くして、
「Amazon Music Unlimited」へ
移行させようという狙いに対して、
その改悪をカモフラージュするため、
曲数を増やしたのではないかと。
いわばトレードオフのような。

それと映画見放題のプライムビデオや、
Kindleの本読み放題Prime Reading
に比べて、
Amazon Music Prime なら改悪しても、
そこまで解約者は出ないと
予想してるのではないでしょうか。

そして、
この使い勝手が悪くて不都合なら、
月額880円（プライム会員用の料金）で
「Amazon Music Unlimited」を
契約すればよいだけ、
ということなのですよね。

ところで今回の仕様変更前の
出来事なのですが、
Amazon Musicで音楽を
かけっ放しにしていると、
いつの間にか音楽が止まっていて、
再生を続けますか？のポップアップを
タップしないと、再開されない。
このあたり、Amazon側に
何か困る要素があるのかな？とか、
通信料の使い過ぎや
端末のバッテリー切れを
配慮してくれてるのかな？とか、
気になってました。

今回のニュースで、
「Amazon Musicは多くの人が
BGMとして使っている」
というAmazon側のコメントが
ありました。
管理人と同じように、
多くの利用者の方がそうなのでしょう。

そして、BGM的に使うことへの
答えがシャッフル再生というのは、
何かが微妙にズレてる気がします。

ただ、救いがあるとすれば、
指定した曲の再生ボタンを押して、
そのまま再生されることもありました。
もしくは、2曲目か3曲目に再生される。
あるいはシャッフル再生と言えども、
同じアルバム内、
同じプレイリスト内での
シャッフル再生になっていることが多い。
そして違うアルバムや違うプレイリスト、
違うアーチストの曲が再生される場合も、
同じジャンルや、
傾向が近い曲が再生されています。

ですから、そこまで聞きづらくはない。
むしろ本当に、かけっ放しにする
BGM専用の放送局みたいになった。

それでも利用者側からすれば、
不安定で不安にはなりますよね。
指定した曲の再生ボタンを押して、
その曲が再生されるのは、
当たり前のことですから・・・。

いい曲が流れても、
再生位置を戻れないですし、
もう一度再生もできません。
気にいらない曲が流れたとき、
スキップ回数制限を超えていたら、
何もできずに、
そのまま聞かされることになります。

実際のところ真実はわかりませんが、
サービスとして、
今回の変更は、改悪なのでしょう。
口コミでも酷評が多いようです。

なお、購入済みのアルバムや楽曲が
シャッフル再生されてしまうのは、
Amazon側の不具合とのこと。
さすがにこれは酷すぎますが、
今後のアップデートで修正されるはず。

まだ日も浅いですので、
強制シャッフル再生になって、
気が付いたことがあれば、
改めて追記したいと思います。

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