Google 日本語入力(Android版アプリ)をスマホで活用すると、
とても便利です。
設定方法や使い方について、まとめ。
(動画5本あり)
【重要】アプリGoogle日本語入力は無くなる可能性があります。
詳しくはこちらの記事に書きました。
「アプリ「Google 日本語入力」が「Gboard」 に統合される?違いは何?」
(2020/08/29)
目次
Google 日本語入力
Google 日本語入力とは、Google社が開発した日本語入力システム。
文字入力の補助機能とも言えるでしょう。
Windows版、Mac版、Android版がありますので、
パソコン環境でもスマホ環境でも使える。
この記事ではスマホで使うAndroid版の
Google 日本語入力をご紹介いたします。
導入方法
Android版Google 日本語入力は、
アプリをGoogle Playからインストール。
スマホでは既に基本の文字入力が導入されているはず。
その、文字を入力する画面で、キー配列の左下にある
「あ/A」キーを長押しする。
ポップアップで「入力方法切り替え」「入力方法」
といった表示がでますので、タップ。
入力方法選択のポップアップで、
「日本語(Google 日本語入力)」
をタップして選んでください。
これでGoogle 日本語入力が導入されました。
戻すときは、同様にして、
Google 日本語入力で「あ/A」キーを長押し、
「入力方法」から別の入力方法を選ぶ。
使い方
Google 日本語入力の使い方ですが、まずは
これまで通りに文字を入力してみましょう。
キー配列の上部に、次に入力するであろう文字列が
予測として、一覧で表示される。
この予測変換が優秀だと気づくはず。
固有名詞、名前 (有名人、著名人、タレント、スポーツ選手)、
地名、社名などが変換候補がかなり的確なのではないでしょうか。
もちろん自分が過去に入力した単語や文字列も
予測変換に出るようになります。
予測された単語は一定数しか表示されていませんが、
右上の小さな三角マークをタップするとスライドで下方に開き、
大量に変換候補が並びます。
英語・アルファベット
ひらがなで英語の音読みを入力したり、
カタカナ英語を入力すると、
予測変換候補にはアルファベット表記が出る。
これをGoogleとしては、正しいスペルを知る方法
としても活用できると提案しています。
「ぐーぐる」→Google
「ゆーちゅーぶ」→YouTube
「らんち」→Lunch,lunch,LUNCH
数字
数字の入力から単位や日時を予測変換。
→10月30日、10/30
10:30、10時30分、10時半、
午前10時30分、
地名
都道府県や地名を入力すると、
その場所にちなんだ市名や区名、施設などが変換候補に挙がる。
人名
名前の苗字を入力すると、続く下の名前が、
歴史上の人物も含めながら、
有名人、著名人、タレント、スポーツ選手、
予測候補となる。
日付・時刻
平仮名から年月日・時間へ変換できる。
「いま」、
「きょう」「きのう」「あした」、
などと入力すれば、日付として年、月、日、
曜日、あるいは時間が変換され候補に出る。
西暦、和暦、記号を含む日付の表記方法も様々選べる。
「おととい」、「あさって」、
「こんげつ」、「せんげつ」「らいげつ」、
「ことし」「さくねん」「らいねん」、
なども変換される、使える。
先の通り、数字だけ入力してからの変換予測も可能。
動画
「Google 日本語入力で今日の日付と時間を変換」
キー配列
Google 日本語入力では3つのキー配列が選べます。
<設定方法>
左下にある「あ/A」キーを長押し
[Google 日本語入力設定]をタップ
[キーボードレイアウト]をタップ
- ケータイ配列
- QWERTY
- Godanキーボード
が選べます。
ケータイ配列は、ガラケー時代と同じ配列で、
あ、か、さ、た、な、と並んでいる。
フリック入力でタップしてスライドすると、
い,う,え,おと入力できる。
かな入力を独特に入力する。
QWERTYはパソコンと同じキー配列。
いわゆるローマ字入力。
パソコンで高速入力できる人には向いていますが、
キーが小さいので入力しづらいとも言えます。
GodanキーボードはGoogleが開発した新しい入力方法。
新入力法の提案とも言えます。
基本としてローマ字入力ですが、特徴的なのは
キーの配列が左にAIUEOと5つ母音、右に子音が並ぶ。
右手で子音、左手で母音をタップしていく。
QWERTYやパソコンと同じアルファベット入力となりますが
指の動きが変わる。
これは個人の好みによりけり。
ちなみに濁点は子音をフリックして入力。
ケータイ配列
ケータイ配列(12キーレイアウト)では、
12個の四角いキーが横3つ縦4つで並んでいる。
かな入力である。
<設定方法>
左下にある「あ/A」キーを長押し
[Google 日本語入力設定]をタップ
[キーボードレイアウト]をタップ
[12キーレイアウトの入力スタイル]をタップ
ケータイ打ち
フリック入力
ケータイ+フリック入力
の3つから選べる。
デフォルト設定は「ケータイ+フリック入力」。
ケータイ(打ち)とは、いわゆる昔のガラケーの
かな入力方法で、先頭の文字のキーを連続して押す。
例)
い:「あ」を2回連打
と:「た」を5回連打
アルファベット入力
左下にある「あ/A」をタップすると、
日本語入力とアルファベット入力が切り替わる。
アルファベットも12キーの状態でフリックかケータイ入力することになる。
パソコンの並びでアルファベット入力したければ言語切り替えキーをタップ。
言語切り替えキー
言語切り替えキーとは左下にある
地球儀マークのキー。
デフォルト設定ではON、表示であるが、
OFFにすれば表示されなくなる。
<設定方法>
左下にある「あ/A」キーを長押し
[Google 日本語入力設定]をタップ
[入力]をタップ
[言語切り替えキーを表示]をタップしてOFF
不要であれば消してしまおう。
言語切り替えキーで切り替えたQWERTY配列は、
英語版の入力方法になっているので、そもそもあまり使わない。
特に[QWERTYモード]がONであれば不要とも言える。
QWERTYモード
<設定方法>
左下にある「あ/A」キーを長押し
[Google 日本語入力設定]をタップ
[QWERTYモード]をタップしてON
デフォルト設定ではOFFであるが、
QWERTYモードをONにすると、
12キーレイアウトでも「あ/A」をタップするだけで、
QWERTY配列のアルファベット入力に切り替わる。
QWERTY配列からも 「あ/A」 で 12キー かな入力に戻れる。
(※パソコンと同じローマ字入力がしたいのであれば、前述の通り、
[キーボードレイアウト]設定をQWERTYに変える必要があるので注意。)
数字の入力
<設定方法>
左下にある「あ/A」キーの上、
「!?#」キーをタップすると、
10キー(テンキー)の数字入力になる。
数字を横並びで入力したいのであれば、
下部メニューから記号の入力画面に変える。
最上段の横一列が数列になっている。
全角の数字入力は、記号入力時の上メニューから[全]。
ほとんど使わない数字の入力方法として、
12キーアルファベット入力での下フリック、
QWERTY配列のアルファベット入力での最上段長押し、
読みをかな入力して変換(例「いち」「に」「さん」)、
もある。
QWERTY配列アルファベット入力の状態から
すぐにテンキーを使いたいときには、
左下[!?#]をタップ。
記号の入力(顔文字・絵文字・全角)
<設定方法>
左下にある「あ/A」キーの上、
「!?#」キーをタップすると、
10キー(テンキー)の数字入力画面
このテンキー画面の下メニューから、
「テンキー数字」・「記号」・「顔文字」・「絵文字」が選べる 。
記号の入力は [ !?# ]をタップ。
それぞれ横方向にスライドして他の種類を選べる 。
例えば顔文字で他の顔。
各項目ごとに上メニューからも分類で選べる。
例えば顔文字の表情ごとの分類。
[記号]入力を表示した状態で、
上メニュー から、
[最近の]・[記号]・[カッコ]、[矢印]・[+-計算式]・
[特殊数字]・[四角や図形]・
[全]で全角の数字や記号を入力できる。
動画
「Google 日本語入力 ケータイ配列 12キーレイアウト」
単語登録の設定(辞書ツール)
Google 日本語入力は予測変換が秀逸ですが、
合わせて自分がよく使う名詞や文字列、
例えば名前、地名、駅名などを単語として登録しておくと、
変換候補に表示されるようになるのでとても便利。
<設定方法>
左下にある「あ/A」キーを長押し
[Google 日本語入力設定]をタップ
[辞書ツール]をタップ
追加:右上丸印「+」
削除:ゴミ箱
登録済の単語は一覧として表示されています。
チェックしてゴミ箱ボタンで削除。
右上の設定からは、新規辞書や
エクスポート・インポートできるようにもなっています。
登録するには、単語とよみを入力してOKボタン。
単語は漢字・平仮名もそうですが、
アルファベットや記号も入力できます。
英単語もそうですが商品名、製品の型番、
サービス名称などを登録しておくととても便利。
記号で考えれば顔文字なども登録できる。
単語:ZenFone 3 Max
よみ:ぜんふぉーんすりーまっくす
よみは、全て入力しても、実際の入力画面では
先頭の文字の段階で予測変換に入り始めます。
逆に先頭の文字だけ登録しておいてもよいとも言えます。
例)
単語:新宿三丁目
よみ:しんじゅくさんちょうめ
単語:新宿三丁目
よみ:し
動画
「Google 日本語入力の辞書ツールで単語登録」
辞書のエクスポートとインポート
Google日本語入力の辞書ツールの
単語登録データはエクスポート(書き出し保存)、
インポート(読み込みコピー)することができます。
例えば、これまで使ってきた古いスマホから、
新しいスマホに登録単語データをコピーする(移す)ことができる。
ユーザー辞書の移し方は以下の通り。
(Android 版)
アプリ「Google日本語入力」を起動
[辞書ツール]をタップ
メニューボタン(右上・縦に小●3つ)をタップ
(ポップアップ表示)
単語登録元になる端末で、
・[現在の辞書をエクスポート](書き出し保存)
共有(単語登録データのファイルを保存)
↓
新しくコピーして移す端末で、
「Google日本語入力」
・[辞書をインポート](読み込みコピー)
(共有で保存してあるファイルをタップ)
辞書のデータ(ファイル)の共有(保存)先は
いろいろな選択肢があります。
Googleドライブ、Amazon Drive、
Dropboxなどのクラウドだけでなく、
Evernote、Gmail、Bluetooth、LINE
といった保存先も。
Googleドライブに保存するのが最もわかりやすく、
移し方としては簡単なのではないでしょうか。
[ドライブへの保存]をタップすると、
Googleドライブに保存できます。
「単語リスト1.zip」というファイル名で保存されますが、
必要であればドキュメントのタイトルは変更してください。
新しいスマホ側でインポート操作すると、
Googleドライブ[最近]項目が開かれ、
保存したばかりの「単語リスト1.zip」ファイルが
表示されますので、スムーズに移行できます。
コピーは一瞬で終わります。
なお、この辞書のエクスポートは、
スマホの買い替え時でなくても、
単純にバックアップとして保存しておくのもよいでしょう。
万が一スマホを紛失したり故障した場合でも、
違う端末で単語登録データを復元できるので重宝します。
動画
「Google日本語入力の辞書ツール【エクスポート・インポート】Android 版」
Google 日本語入力 (Android版)まとめ
以前からあまり意識せずに自然に、このGoogle 日本語入力を
スマホで使っていた管理人ですが、ふとしたときに便利な機能を知りました。
他にもいろいろな機能があるのだと探っていったところ、
このブログ記事と動画作成に至りました。
まだ使っていない人は、ぜひ一度 Google 日本語入アプリを
ご自身のスマホにインストールして使ってみてください。
この記事で紹介しきれなかった使い方もまだたくさんあります。
既にGoogle 日本語入力を使っているという人も、新たな活用法を見出して、
毎日のスマホ文字入力を便利に高速にスムーズにしていきましょう。
動画
「Google 日本語入力(Android版)をスマホで使う」
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