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KindleやKindle Paperwhiteで漫画読みにくい理由

Amazonの電子書籍リーダー専用端末である、
「Kindle(端末)」、「Kindle Paperwhite」で
kindleコミック(漫画)が読みにくいと感じる、その理由。

この記事は2015年に公開した内容です。補足を加えました。

画面サイズが小さい

6インチの画面サイズですので、やや小さい。
1ページ分の表示で7インチ以上は欲しいものです。

このことで、描画やや迫力に欠ける、セリフ読みにくい。

画面を4分の1づつ拡大して読む機能がありますが、それほど
実用向きな機能ではない気がします。(好みによります。)

「Kindle Paperwhite」は、6.8インチへ拡大され7インチ近くあります。
「Kindle Oasis」は7インチ、「Kindle Scribe」は10.2インチ。

見開き表示(横向き)は厳しい

見開き表示も実装されており可能なのですが、6インチを横向きで
2ページ分見るのは、確認用といった感じ。
小さく窮屈で、読むには実用的なサイズではありません。

文字が小さくてセリフなどが読みにくい

セリフの文字が小さい。滲んで潰れている箇所もあり、
読みにくい、または読めないことがあります。

同じkindleの活字本と違い、コミックのセリフ文字サイズの変更はできません。

当時の「Kindle」は解像度が低かったのですが、現在は300ppiへ改善され視認性が向上しました。
全ての端末で漫画のセリフなどの小さな文字でも読みやすくなっています。

白黒なのでカラー表示はできない

カラー表示ができません。(2015年春現在)

コミックというのは、ほとんどが白黒のみの表示ですから、
大きな不都合はないと言えばそうです。

しかし、フルカラー描画された作品も存在する以上、完全な欠点。

処理速度が遅い問題

コミックは読み進めるスピードが活字本に比較して早いため、
kindle電子書籍リーダーの処理能力の低さ、処理速度の遅さを感じます。
(タブレットやスマホ比較で)

強引にページをめくり続けると、フリーズしかかった感じで
表示が止まることさえあります。

FireタブレットやAndroidのkindleアプリではこのようなことにはなりません。

端末の性能が向上し、2015年よりははるかに処理速度は速くなりました。
しかし、スマホやタブレット端末に比較すると遅く感じるかもしれません。

リフレッシュ

リフレッシュ、ページの白黒反転の動作が気になる点は否めません。

ページ全体的に派手なリフレッシュ挙動になりますので、活字本では
気にならなくともコミックは耐え難いという人もいるでしょう。

Fireタブレットや通常のタブレット端末のkindleアプリですと、
滑るようにページが切り替わり流れていきますから、明らかに違います。

リフレッシュはほとんどしないでページを切り替えられるようになりました。
あったとしても極わずか。

低解像度

解像度が低いので、セリフの文字が潰れてることがあります。
枠外の注意文などの極少文字はほぼ読めないくらい。

Kindle Voyageは高解像度ですので、問題なし。

解像度は全モデルともに300ppiとなり、低解像度ではありません。
しかし、白黒で「E Ink電子ペーパー」による独特の表示を、見やすいどうか感じ方で印象が違うかと思います。
「Kindle Voyage」は販売終了しています。

ストレージ容量が小さい

コミックは活字本よりもデータ容量が大きい。
そのために、より大きな容量が必要になります。

しかし、Kindle電子書籍リーダーは三端末とも保存容量 4GBモデルのみ。
(2015年春現在)

ある程度の量のコミックを保存できるものの、
大量のコミックを端末内に保有したい人は、
先々、容量不足に悩まされるかもしれません。

その後、容量は増えて全モデル8GB以上あります。
最大で「Kindle Scribe」の64GB。

3G

外出先でも、いつでもどこでも本をダウンロードできる3Gモデルですが、
残念ながらコミックは容量が大きいため、WiFiダウンロードにほぼ限定され、
3G通信ではダウンロードできません。

仮にダウンロードを許可されていても、3Gでは時間がかかるでしょう。

「WiFi+3G」モデルが販売されていたのは2017年まで。
なお、アメリカでは2022年、日本では2026年には3G通信が使えなくなるようです。
その後「WiFi+4G」モデルが存在しましたが、現在は「WiFi」モデルだけが販売されています。

まとめ

「Kindle」や「Kindle Paperwhite」は漫画が読みにくい、不向き。

読めないというのは言い過ぎで、読むことはできますが、
快適とは言い難いという感じでしょうか。

そもそも電子書籍リーダーというのが、
活字本を読む前提で作られたからなのかもしれません。

AmazonのFireやAndroidのタブレット端末、iPadなど
特に大型タブレットのほうが、圧倒的に有利と言えます。

コミック読みが主な使用目的の人には、白黒の電子書籍リーダー、
あまりおすすめできません。

唯一救いがあるとすれば、高解像度のKindle Voyageが
よいでしょう。セリフ等も割りとクリアに読めますので。

かなり非難してしまいましたが、読めないわけではありませんので誤解しないでほしいと思います。

経験上、アドバイスしますと、読んだことのあるコミックはストーリーやセリフが頭に残っているせいか、割りと読めます。
初めて読む作品は厳しいと感じることが多いです。

あとは慣れの問題でしょうか。

2023年現在、Kindle端末シリーズで漫画は読みやすくなっています。
問題なく漫画を読める。
ただ、FireタブレットやAndroidタブレット、iPad、あるいはパソコンのほうが読みやすいと言えばそうです。

【Kindle】

(第11世代) – 2022年発売
157.8 mm x 108.6 mm
x 8.0 mm
158g
6インチ
300ppi
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Kindle (16GB) 6インチディスプレイ 電子書籍リーダー ブラック 広告あり

【Kindle Paperwhite】

(第11世代) – 2021年発売
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x 8.1 mm
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159 mm x 141 mm
x 3.4-8.4 mm
188g
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