コミック読みにくい理由、KindleやKindle Paperwhite

Amazonの電子書籍リーダー専用端末である、
Kindle、Kindle Paperwhite、Kindle Voyageの三端末で
kindleコミックが読みにくいと感じる、その理由。


■画面小さい
6インチの画面サイズですので、やや小さい。
1ページ分の表示で7インチ以上は欲しいものです。

このことで、描画やや迫力に欠ける、セリフ読みにくい。

画面を4分の1づつ拡大して読む機能がありますが、それほど
実用向きな機能ではない気がします。(好みによります。)


■見開き表示
見開き表示も実装されており可能なのですが、6インチを横向きで
2ページ分見るのは、確認用といった感じ。
小さく窮屈で、読むには実用的なサイズではありません。


■文字
セリフの文字が小さい。滲んで潰れている箇所もあり、
読みにくい、または読めないことがあります。

同じkindleの活字本と違い、コミックのセリフ文字サイズの変更はできません。


■白黒
カラー表示ができません。(2015年春現在)

コミックというのは、ほとんどが白黒のみの表示ですから、
大きな不都合はないと言えばそうです。

しかし、フルカラー描画された作品も存在する以上、完全な欠点。


■処理速度の問題
コミックは読み進めるスピードが活字本に比較して早いため、
kindle電子書籍リーダーの処理能力の低さ、処理速度の遅さを感じます。
(タブレットやスマホ比較で)

強引にページをめくり続けると、フリーズしかかった感じで
表示が止まることさえあります。

FireタブレットやAndroidのkindleアプリではこのようなことにはなりません。


■リフレッシュ
リフレッシュ、ページの白黒反転の動作が気になる点は否めません。

ページ全体的に派手なリフレッシュ挙動になりますので、活字本では
気にならなくともコミックは耐え難いという人もいるでしょう。

Fireタブレットや通常のタブレット端末のkindleアプリですと、
滑るようにページが切り替わり流れていきますから、明らかに違います。


■低解像度
解像度が低いので、セリフの文字が潰れてることがあります。
枠外の注意文などの極少文字はほぼ読めないくらい。

Kindle Voyageは高解像度ですので、問題なし。


■容量
コミックは活字本よりもデータ容量が大きい。
しかし、Kindle電子書籍リーダーは三端末とも保存容量 4GBモデルのみ。
(2015年春現在)

ある程度の量のコミックを保存できるものの、大量のコミックを端末内に
保有したい人は、先々容量不足に悩まされるかもしれません。


■3G
外出先でも、いつでもどこでも本をダウンロードできる3Gモデルですが、
残念ながらコミックは容量が大きいため、WiFiダウンロードにほぼ限定され、
3G通信ではダウンロードできません。

仮にダウンロードを許可されていても、3Gでは時間がかかるでしょう。


<まとめ>

Kindle電子書籍リーダーはコミックが読みにくい、不向き。

読めないというのは言い過ぎで、読むことはできますが、
快適とは言い難いという感じでしょうか。

AmazonのFireやAndroidのタブレット端末、iPadなど
特に大型タブレットのほうが、圧倒的に有利と言えます。

コミック読みが主な使用目的の人には、白黒の電子書籍リーダー、
あまりおすすめできません。

唯一救いがあるとすれば、高解像度のKindle Voyageが
よいでしょう。セリフ等も割りとクリアに読めますので。


補足)
かなり非難してしまいましたが、読めないわけではありません
ので誤解しないでほしいと思います。

経験上、アドバイスしますと、読んだことのあるコミックは
ストーリーやセリフが頭に残っているせいか、割りと読めます。
初めて読む作品は厳しいと感じることが多いです。

あとは慣れの問題でしょうか。

<関連記事>
Fireタブレット(旧 Kindle Fire)と電子書籍リーダーの違い