レンタルサーバー転送量とPVの目安【比較】さくら、ロリポップ、Xサーバー、スターサーバー
レンタルサーバー選び方、あるいはサーバー移転するときには、
転送量とPVを調べておいたほうがよいので、
2017年10月時点でのわかったことまとめ。
※その後、使用感ミニレビューや新情報を追記。
※2020年5月16日時点での転送量を記載しました。
レンタルサーバーでの転送量とは?
レンタルサーバーを転送量で比較してみた
HTTP 503、落ちる
転送量とPVの目安(レンタルサーバー)
転送量の調べ方(さくら・ロリポップ)
まとめ
レンタルサーバー転送量とPV まとめ
おすすめレンタルサーバーは?
レンタルサーバーでの転送量とは?
レンタルサーバーの転送量とは、サーバーから
送るデーター量のこと。
容量と間違えやすいですが、容量はサーバー
にアップロードしてあるデータ記憶容量のこと。
不足する可能性は低く、まず心配ありません。
それよりも転送量を気にしたい。
ユーザーがサイトやブログを閲覧すると、
ページが表示されるわけですが、
そのデーター量、つまりたくさんのページが
読まれるほどデーター量(=転送量)が増える。
それは単純にアクセスする人数が多い場合。
一人一人が読むページ数が多いサイトも増える。
いわゆるPV(ページビュー)。
同じページを繰り返し読み込んだりすることもあるかもしれません。
文字=テキストは軽いですが、写真などを多用しているページは
データ量が多くなります。
つまり転送量を気にするというのは、やがてブログが
大きくなって、アクセスが増えたときに
表示が遅くなる、表示できなくなる可能性があるからです。
レンタルサーバーを転送量で比較してみた
各ンタルサーバーについて、
管理人が使っていたさくらのレンタルサーバ、
使用中で評判がよいエックスサーバーと
安いことで知られるロリポップ、
使用歴があるミニバード(現スターサーバー)、
の1日あたりの転送量(目安)
について調べてみました。

転送量(目安)※2020年5月16日時点
ライト | 40GB/日 |
スタンダード | 80GB/日 |
プレミアム | 120GB/日 |
ビジネス | 160GB/日 |
ビジネスプロ | 200GB/日 |

転送量(目安)※2020年5月16日時点
エコノミープラン | 50GB/日 (1.5TB/月) |
ライトプラン | 100GB/日(3.0TB/月) |
スタンダードプラン | 150GB/日(4.5TB/月) |
ハイスピードプラン | 200GB/日(6.0TB/月) |
エンタープライズ | 400GB/日(12.0TB/月) |

転送量(目安)※2020年5月16日時点
エコノミープラン | 1,500GB/月 (1.5TB/月) |
ライトプラン | 3,000GB/月 (3.0TB/月) |
スタンダードプラン | 4,500GB/月 (4.5TB/月) |
プレミアムプラン | 6,000GB/月 (6.0TB/月) |
ビジネスプラン | 6,000GB/月 (6.0TB/月) |
HTTP 503、落ちる
データー転送量の限界を越えると、
503エラーという接続エラー。
HTTP 503、Service Unavailableといったエラーメッセージが表示され、
ページは真っ白で何も無い。
つまり落ちた状態であり、ユーザーはサイトやブログに
アクセスできていない状態になる。読めない。
大量のアクセスが来ているからこそ落ちているのであり、
一瞬の503でも膨大な訪問者を失っていることになる。
転送量とPVの目安(レンタルサーバー)
wpXクラウドというサービスにWordpressの転送量目安と
想定PVが記載されています。
例えば、
300GB/月
~30万PV/月
となっていますので、
1万PVで10GB程度消費することになります。
1万PVには5000人から1万人くらいの訪問者になりますので、
各社のレンタルサーバーのスタンダードでも、
1日でその7~10倍は耐えられる仕様。
スターサーバーでも1日10GB換算で言えば1万PV。
但し、Wordpressカズタマイズ次第で重くなりますし、
画像など重い要素を多用している方は不利になります。
落ちていないとしても、表示速度が遅くなることから
影響がでてくることが懸念されます。
それでも1日2000人くらいのアクセスに対しては
問題なく表示できると言える。
転送量の調べ方(さくら・ロリポップ)
<さくらインターネット>
サーバコントロールパネル
へログインする。
左メニュー
運用に便利なツール
[リソース情報]
直近3日間の転送量などが確認できます
<ロリポップ>
WEBツール
─アクセスログ
URLごとの
[アクセスログページ]
「全体の概要を表示する」
期間(1か月程度を指定すれば月間)
[アクセス解析]をクリック
(データが表示される)
・データ転送
・データ転送量の日別平均
1KB=1000バイト
1MB=1000Kバイト
1GB=1000Mバイト
実際に自分のブログの1日あたりの転送量がわかったところで、
計算してみれば、表示できる限界までには、
何倍どころか、何十倍かそれ以上でも耐えられるくらいの
余裕があることがわかるはず。
多くのブロガーは1日1GBもないかもしれない。
現在のレンタルサーバーではmax30GBとか100GBのレベル。
503で落ちるということはまずあり得ない。
レンタルサーバー転送量とPV まとめ
いろいろなブログなどでレンタルサーバーでの
ブログサイト運営における転送量の例を拝見しました。
どのくらいのPVまで耐えられるかという話。
それらの話を加味しましても、
たった月額500円程度のスタンダードプランでも、
普通のブログなら、まず落ちるということにはなりえません。
503多発で読めなくなってきた、ということではなく、
表示されるが重く遅くなってきた段階で高機能サーバーへ移る
ことを検討される方が多いようです。
知っておくべきはhtmlで構成されたサイトよりも、
Wordpressなどのphpのブログのほうがデータが多くなる、
プラグインの入れすぎも注意。
写真が多い記事もデータ転送量が多くなるので、
写真・画像・イラスト等を多用する人も注意。
これらを総合して考えますと、
レンタルサーバーにWordpressをインストールして、
1日のvisitが3000~5000人くらいになったら、
高額でも高性能なレンタルサーバーを選ぶようにして、
引っ越しすれば間に合うと言える。
それ以上にPVが伸びてもサーバーを変えないとして、
毎日のアクセス5000人とか1万人だとかでも表示はされるはずですが、
重くはなってくるでしょう。
日々のアクセスが3000人前後でもWordpressの管理画面や
サイトの表示が遅く重くなってきている方もいらっしゃるようですから。
あとは万が一、テレビやYahoo!やSNSなどで記事が紹介された場合、
瞬間的ではあるものの数時間から半日くらいの短時間の間に、
通常の数倍あるいは何十倍以上ものPVが発生することがあるため、
大きなアクセスには早めに準備対策しておくのもよいこと。
いろいろな考え方がありますが、全般的な見解として、
まずは、毎日2000人規模のアクセスになるくらいまでは、
各社のスタンダードプランで支障は無いということになります。
但し、ドメインやサブドメインを多用して複数サイトを
運営していく量産型ならば転送量も総合計で捉える必要がある。
それでも毎日訪問者100人のサイトを20サイト以上作るとするならば、
これからブログを書き始める人にはほぼ無関係なくらい
気にしなくても大丈夫なことがおわかりいただけるはず。
あるいは複数サイトであれば高性能サーバーに引っ越すのではなく、
同じレベルのレンタルサーバーを新規にもうひとつ追加契約して、
2契約、3契約の複数サーバーで引き続きサイトを増やしていく
という方針も考えられます。
おすすめレンタルサーバーは?
管理人は、ロリポップとさくらを契約中。
スターサーバー(ミニバード)は解約したものの、
何かトラブルがあったわけではありません。
後日追記※さくらのレンタルサーバを解約し、
それらのサイトは、エックスサーバーに移しました。
◆ロリポップ
初心者の方は、
ロリポップのライトプラン、
月額250円でWordPressを作ればよいでしょう。
複数のWordPressを作る予定であれば、
ロリポップのスタンダードプラン、
月額500円からスタート。コスパよい。
無料独自SSL設定あり。
上位プランにはそのままプラン変更できる
(手続き変更だけで完了。自分の作業なし)
というのが強みですので、将来的に転送量が増えても安心。
後日追記)
これまでの3つのプラン、
エコノミー・ライト・スタンダードに加えて、
2019年9月から
速さと安定性を追求したハイスピードプランが新設されました。
オールSSDの高速Webサーバーを採用し、
表示速度向上、WordPressも最高速だという。
2019年10月からは
エコノミー・ライト・スタンダードから、
このハイスピードへのプラン変更も可能になっています。
転送量は、100GB/日。
管理人はロリポップも契約中、利用中です。
★ロリポップ!☆レンタルサーバー(初心者まずはここから)
※ロリポップレンタルサーバーはこちら
◆さくらのレンタルサーバ
さくらのレンタルサーバも転送量は申し分ないですし、
アクセス集中時に緩和するリソースブースト(HTTP503エラーの発生を抑制)
機能も備わっています。
しかしコントロールパネルがやや使いずらいのと、
phpの表示速度が遅めでWordPressにはやや不利と言われています。
SSL化も有料(※2017年10月時点)なので、
初心者より玄人向き、中級者以上向きかもしれません。
後日追記)有料だけでなく、無料SSL化にも対応しました。
さくらのレンタルサーバも無料SSL化が可能に、提供開始
後日追記)2019年3月から新コントロールパネルとなり、
見やすい使いやすい管理画面へと改善されています。
はじめてレンタルサーバーを使う方も操作しやすい。
法人契約も多く、それだけにサーバー稼働の安定感に信頼が置けます。
長く続く老舗であることもよい。
後日追記)
さくらのレンタルサーバでは
ロリポップのように1サーバーに
大量のユーザーを集中させないようにしている。
→常に快適な動作になる。
エックスサーバー等と違い、
自社でサーバー管理メンテナンスしている。
→24時間365日安定、障害時の対応も早い、安心して使える。
(社員の方にお話を伺いました)
このブログ「あいぽったぶる」は、
過去(2017年10月上旬までの5年以上)
さくらのレンタルサーバーで運営していました。
ワードプレスにあまり適していないという話もありますが、
実際のところ1日のアクセスで数千人程度であれば、
スタンダードプランで全く問題なく運用できます。
さくらのレンタルサーバ(プロや法人向けの老舗)
※さくらのレンタルサーバはこちら
◆スターサーバー
スターサーバーは、管理人自身も
統合する前の時代にミニバードというサービス名で契約していました。
実際に利用してみた感想としては、管理画面やツールが
見やすくわかりやすく使いやすかったので初心者にもおすすめ。
その後、系列サービスと統合され、
「Star Server(スターサーバー)」へと名称変更になったのですが、
知名度はそこまで無いものの実は利用者は多い。
知る人ぞ知る使えるレンタルサーバーなのです。
無料独自SSLあり。
スターサーバー(実は使いやすい初心者にもよい)
※スターサーバーはこちら
◆エックスサーバー
エックスサーバーは悪い評判が目立たず、よい評価が圧倒的に多い。
商用レベルの人達が多用している。
WordPressも高速表示で常時安定した表示を提供しているという。
無料独自SSLあり。
本格的にブログをやる人にはXサーバーで間違いない。
初心者が使ってもサポート体制もしっかりしているというので問題ない。
このブログ「あいぽったぶる」は、
2017年10月中旬~エックスサーバーに移転しました。
管理人はエックスサーバー契約中、利用中です。
エックスサーバー(当ブログはここで運営中)
※エックスサーバーはこちら
総合的に見てまずはロリポップ優位と言えそうです。
後日追記1)
エックスサーバーを実際に使ってみて使いやすい。
さくらも無料SSL化できる、表示も遅くない。
総合評価で必ずしもロリポップが最高で決定ではありません。
後日追記2)
ロリポップはPVが少ないようなミニサイトでも、
表示が遅い落ちるときがあるような気がします。
エックスサーバーはPVが多めでも常に快適で表示が速いと感じます。
大規模なブログを運営したいと考えている方は、
ロリポップ以外か、ロリポップでも上位プランがよいかもしれません。
エックスサーバーは多くのブロガーが利用し高評価をつけています。
管理人としてもエックスサーバーおすすめ。
後日追記3)
さくらのレンタルサーバが2019年頃から
改善をすすめており、これまでの法人利用だけでなく、
個人の利用者にも使いやすい親しみやすいサービスに
変わってきています。
以前使いにくくて止めたという方も
改めて使ってみてはいかがでしょうか。
初心者の方にもおすすめです。
◆ドメイン
ドメインは取得・管理が安いムームードメインを利用中。
あらゆるレンタルサーバーにドメイン設定し運用できます。
※ムームードメインはこちら
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